電流センサ、CTセンサ、カレントセンサならマルチ計測器株式会社

交流電流センサ技術情報

分割型交流電流の基本的な考え方

当社の分割式電流センサ・分割式低圧変流器・クランプ式電流センサは、計測・制御用として、使用性、高信頼性、コストパフォーマンスを追求した分割型CT(Current Transformer)です。電流センサの中心の穴に、測定する電線を貫通させるだけで、電子回路に直接インターフェース可能な電流情報が得られます。使用目的・用途により電流計測用・パルス電流計測用・電力計測用・漏れ電流計測用・高周波電流計測用の各機種により選択して下さい。

原理

原理

等価回路

等価回路

分割式CTは、分割コアに巻かれたnターンの2次巻線により、被測定電線の比がn : 1の変流比となる電流トランスです。その二次出力電流を負担抵抗に流すことで必要な電圧信号に変換します。

EO = K・I 1/n・ RL
K = 結合係数(結合係数Kは使用している磁性材料や構造によって違います)

但しCTは、被測定電線の電流と使用される状況により、磁性材料が飽和した場合には、2次電流の波形が歪み、 2次電流のリニアリティが悪くなり、位相特性が悪くなります。使用に際しては、特性表を参照して適切な所での使用をお願いします。 また、内部に回路を組み込み、電圧出力にしたものや、注入用、高周波電流計測用、パルス電流計測用等の特注CTもあります。

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